SEO(検索エンジン最適化)

SEOの観点からエイジングフィルターの仕組みを解析『Googleのインデックスは2種類以上』

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新しく立ち上げたサイトにアクセスが集まらず悩んでいる方へ

一般的にエイジングフィルターとは立ち上げ間もないサイトに全くアクセスが集まらない、その期間の原因として比喩されており、web業界ではもはや都市伝説になっていますよね。

しかし、本当にエイジングフィルターがあるとすれば強く感じる違和感。

それは過去にもその件について執筆した事がありますが、はてなブログが初期段階から異常にSEOに強い印象を受ける点です。

参考はてブ互助会の恩恵なのか?異常なほど検索上位(SEO)に強い「はてなブログ」

そんな中、

「インデックスは2種類以上存在する」

今回のGoogleからの発言はかなり衝撃的でした。

同時に今まで疑問に感じていたエイジングフィルターに関して、ある程度の具体的な推測や原因、対策について分かったので考察をまとめました。

Googleが公表した2つのインデックスの存在

インデックスとはGoogleの検索結果に反映・登録される事を指しますが、少なくとも2種類以上のインデックス形態があるとGoogleから発言がありました。

「プライマリインデックス」

「ファストトラックインデックス」

まず、この2つについてざっくり解説しましょう。

ファストトラックインデックス

Googleの検索結果に仮登録はされるが、あくまで仮。

プライマリインデックスまでの仮評価期間。

プライマリインデックス

Googleの検索結果に正式に登録

基本的に一度プライマリインデックスされれば検索結果から消える事は無いが、低品質ページは例外的に圏外に飛ぶ可能性がある。

 

従来の考えではインデックスされているページの評価が常に変動する、時間と共に評価が向上するという考え方が一般的でした。

しかし、インデックス形態がそもそも2つあるとすれば、エイジングフィルターについては自然に説明が可能になります。

アクセスが集まらず悩む運営者向けに多方面で啓蒙されている’ありふれた’アドバイス

立ち上げ間もないサイトの1つの指標として多方面から耳にタコが出来る程下記の事が言われていますよね。

  • 毎日更新
  • 3ヶ月〜6ヶ月はまともなアクセスは来ない
  • 100記事更新
  • 質の高いコンテンツ
  • etc…

これらを合わせると…

「3ヶ月間、毎日質の高いコンテンツを書き続けて100記事更新を達成するとアクセスが来る」

というありふれたお決まりのフレーズになります。

また、3ヶ月〜6ヶ月の間まともにアクセスが無い状態を「エイジングフィルターに掛かっている」などと表現するサイトもありますよね。

エイジングフィルターとはそもそも存在するかどうかすら不明な一つの都市伝説です。

個人的にはどれも論理性や具体性が無く漠然とし過ぎているので、あまり参考にならなかったのですが、今回2種類以上のインデックスの存在が明示された事でその点について理解出来ました。

サイトが評価されるまでのプロセス3段階

  1. クローラーbotによるサイトページのクローリング
  2. ファストトラックインデックス(仮登録)
  3. プライマリインデックス(本登録)

この3段階別に立ち上げ間もないサイトにアクセスが来ない原因と対策を考察します。

クローラーbotによるサイトページのクローリング

ほとんどの立ち上げ間もないサイトはどこからもリンクされていないので、クローラーbotが全く来ない或いはクローラーbotの来る頻度が著しく低い状態です。

クローラーbotが来なければ第2段階のファストトラックインデックスに進めないので当然アクセスも増えません。

そしてリンクについてですが、立ち上げ間もないサイトがいきなりリンクされまくるというのはあまりにも不自然ですし、意図的なリンク操作、いわゆるスパム認定も場合によっては起こり得る時期です。

意図的なリンク操作はブラックハットのSEOと世間では例えられていますよね。

この時期に行うべき対策としてはまず記事を投稿する度にFetch as Googleでクローラーbotを呼ぶ事が1つです。

※Fetch as Google

Googleが提供しているWEB運営者向けの無料解析ツール「サーチコンソール」で使える機能の一部。

URLを入力して送信するとクローラーbotの訪問を催促する事が出来る。

被リンクについては何本以上は貼ってはダメで何本以上なら有効という具体的な目安は存在しません、というかそこはGoogleのみぞ知る秘密事項だと思っています。

不自然じゃない事が大前提で、なおかつ質の高いサイトからのリンクが望ましいです。

リンクとは基本的に紹介する為に存在するものです。

例えば、名もなき一般市民からの紹介と有名人や政府首相からの紹介、あなたはどちらを信用し評価するでしょうか?

おそらく大半の方が力のある存在からの紹介の方が価値が高いと感じてしまうはずです。

Googleも人間と同じでリンク元の質の高さを常に測っています。

加えて自然か不自然かについて、こちらはドメインの分散がポイントになります。

同じサイトから大量にリンクされるというのは不自然ですよね、人為的な操作と見なされてもおかしくありません。

※これを利用して攻撃標的サイトに低品質ページから大量にリンクを送り、標的サイトの評価を下げようとする悪質スパマーも実際存在します。

大量のリンクであっても、たくさんのサイト、たくさんのドメインであれば不自然さはなくなります

立ち上げ間もないサイトはこういった事を念頭に置きながら、良質なリンク、複数ドメインからのリンク獲得に努めるべきです。

はてなブログで運営しているサイトの強さは、はてなブックマークという良質なリンクをごく自然に獲得できる、はてな社の仕組みと計らいによるものと推測します。

この時期にブログランキングなどにサイトを登録するのもアリだと思います。

ブログランキングという評価の高いサイトからリンクを得る、それだけでも十分です。

そこでバナークリックを誘導して一位を目指すというのは、バナークリックは他サイトへの離脱にもなるので、個人的には導入していません。

ただ、ランキング上位になるとそこからもたらされるアクセスはとてつもないものがありますので、魅力も大きいです。

決してバナー設置を否定している訳ではない点だけご理解ください。

ファストトラックインデックス

fetchアズGoogleやリンクから来たクローラーbotがページを解析し、ここでようやく仮登録してくれます。

新設サイトがファストトラックインデックスに至るまでこれだけでも結構長く感じませんか?

しかし、登録されてもあくまで仮査定期間なのでここからが重要なポイントになりす。

《仮評価期間に重要な項目》

  • ページ滞在時間
  • 1ユーザーあたりの平均閲覧ページ数
  • 離脱率

ここで重要になるのが’ありふれた’情報からもよく耳にする良質なコンテンツです。

500文字のページと5000文字のページ、どちらが読むのに時間がかかりますか?

長文の方がユーザーの滞在時間は長くなりますよね。

しかし長ければ良いって訳じゃない、そもそも読みづらければユーザーは離脱してしまいます。

画像や動画、図形、表、文字フォントなど駆使して最後まで読んでもらえる試みが必要になります。

そして最もミソになる点は内部リンクです。

内部リンクは改めて別記事にしたいと思いますが、下記の様なメリットがあります。

  • 1ユーザーあたりの平均閲覧ページ数を上げる
  • クローラーbotがそのリンクを辿って別ページをクローリングしてくれる
  • ページ単位のドメインパワーの受け渡し

内部リンクを整備するにはサイト内にある程度の記事数が無ければ不可能な施策です。

これも開設間もないサイトが不利な点の一つと言えます。

他にもサイトの表示速度も重要になってきます。読み込みの遅いページは皆さんも読みませんよね?

この点も過去に特集した事があります。

参考人気ワードプレステーマ6つをデモサイトの表示速度で比較したSEO的検証結果

参考サイトの表示速度を調べて原因を改善するSEO施策ツール2つ「ワードプレス高速化」

こういう内部リンクを張れるのは運営者の更新頻度や取り扱うテーマの統一性にもよりますが、やはり3ヶ月は必要になるのではないかと個人的には考えています。

これらの策をある程度全て講じる事が出来た時、次のプライマリインデックス時に上位表示されると考えています。

プライマリインデックス

ここでやっと本登録して貰えます。

やっとアクセス経由のユーザーがサイトに来てくれます。

この時期もこれまで述べた点を筆頭にGoogleは評価していきますが、重要な事は以前にも書きました。

参考《SEO対策》過去記事のリライト(追記修正)時に心掛けたい7つの項目と成功事例

人もGoogleも新しい情報が大好きです。

過去記事を追記修正していく施策の必要性があります。

さらにこの時期はGoogleからだけじゃなくユーザーからも評価される段階なので、良いコンテンツであればユーザーからリンクされるはずですよね。

全く紹介されない、リンクされないページは下落していきます。

こうして上位表示されたページを維持しながら、新しいコンテンツにも同じ施策を繰り返していく事でアクセス数が上がってきます。

まとめ

立ち上げ間もないサイトが正当な評価を受け、アクセスを集めるまでどれくらいの時間、労力が必要か感じていただくことが出来たと思います。

  • クローラーbotによるサイトページのクローリング
  1. Fetch as Googleでクローラーbotを呼ぶ
  2. 質の高いリンクを受ける
  3. 受けるリンクのドメインは分散
  4. 有効な施策としてはブログランキングなどに登録など
  • ファストトラックインデックス(仮登録)
  1. 仮評価期間に重要な3項目の数値向上
  2. 内部リンクの施策
  3. サイトの表示スピードなど訪問ユーザーの快適性施策
  • プライマリインデックス(本登録)
  1. プライマリインデックスまでに行う施策の継続
  2. 過去記事への追記修正を実施
  3. 継続的な被リンク(SNSを活用する事もアリ)

まとめてみれば単純な内容ですが、この一連の流れを1ヶ月やそこらで満たすことは果たして可能なのでしょうか?

この手の知識に長けたプロでも無い限り適切な時短施策は難しいはずです。

ファストトラックインデックス〜プライマリインデックスまでの期間自体が個人的な考察ですが、プロがどんなに時短施策を講じても1記事当たりの適正化まで2週間以上は時間資源を要すると考えています。

普通に記事を執筆して投稿を繰り返していった場合、やはり少なくとも3ヶ月は必要ですし、3ヶ月でも十分な位です。

そりゃぁ楽にはいきませんよね。

 

そして人はこれをこう例えるのです。

 

 

「エイジングフィルター」と。

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