顔などの目立つ場所に縫うほどの傷を作ってしまうと本当に落ち込みますよね。
けど大丈夫!
正しいアフターケアを行えるかどうかで傷あとの残り具合は大きく変わります。

目次
顔の傷を早く治すアフターケア3選
↑こんな感じでブルーになってない?しっかりケアすれば大丈夫だよ。
縫合手術を受けた後に正しいケアをしない事で起こり得る事
- ミミズ腫れの様な傷あとになる
- ケロイドになる
- 色素沈着する
特にケロイドになってしまうと形成外科・美容外科での治療が必要になってしまうので、その点が要注意となります!
薬よりも大事な治療法・・・それが、
圧迫療法です!!!
傷跡を隠す&色素沈着とケロイド防止に『テーピング療法』
必須3Mマイクロポアサージカルテープ
マイクロポアを選ぶ理由は紫外線カットの素材で出来ているので色素沈着の対策に効果的だからです。
このマイクロポアを使ったテーピングによる圧迫療法が物凄く効果的です!
実体験済みなので、細かく解説しますね。
- テープを引っ張りながら縫合部分に対して垂直に、傷口をよせながら傷を覆う
- 最低でも1〜2ヶ月、出来れば半年間継続する
期待できる対策効果:色素沈着予防、乾燥予防、傷口の圧迫(広げない)、ケロイド予防
このテーピングを例えば全くしなかった場合、かなりの高確率でケロイドや色素沈着が起こります。
貼る期間について1.2ヶ月〜半年と上記でお伝えしましたが、1年間貼るべきという回答を私は病院で指導されました!

傷跡を消す内服薬「トラニラスト(リザベン)」でケロイド防止
元はアレルギー性鼻炎・皮膚炎の医療用医薬品(処方必須)ですが、薬理作用によりコラーゲンの生成が抑制される事で創部の余分なコラーゲンが体内に吸収されケロイドの症状が治るといわれています。
形成外科や美容外科で医師に相談すれば処方して頂けると思いますが、美容外科で有名な高須クリニックでは「目立った効果は見られないので、特に勧めていない」そうです。
傷痕をきれいに治す飲み薬でリザベンというものがあります。
手術前から手術後にかけて数ヶ月間服用すると、傷が多少きれいに治るとはいわれていますが、私の経験上この薬は本当に効果があるのか正直疑問に思っています。
それどころか、一定の確率でこの薬の副作用で血尿が出たり下腹部痛が生じる膀胱炎症状が現れることがあります。
そのため高須クリニックでは特別な理由がない限りリザベンを処方することはありません。
実際の所、私もこの薬は処方されませんでした。
飲まないよりはマシというお考えの先生たちも多い様で、「むしろ出してくれよ!」っていう感じでしたがテーピング療法で結果的にかなり綺麗に完治しました。
傷跡を早く治すヘパリン類似物質(ヒルドイド,アットノン)
縫合処置後の傷は潤いを保つ組織が破壊されている為、ガサガサに乾燥しやすい状態にあります。
ヘパリン類似物質を塗ることによる得られる効果は「保湿効果を高める」ことと「新陳代謝を高め傷の治りをよくする」ことです。
ただしカサブタの状態では使用する事ができませんので要注意、血流が良くなる事で出血リスクが増す為です。
ちなみに高須先生は・・・
また、市販されている傷痕をきれいに治す塗り薬でアットノンというものがあります。この薬の主成分のヘパリン類似物質は保湿作用や血行を良くする効果があるため、赤みや盛り上がりがあったり色素沈着のある傷痕に塗ると、塗らないよりは若干きれいに治るといわれています。
私の経験では、この薬は特別大きな副作用はありませんが、特別大きな効果があるわけでもなく、塗らないよりは塗ったほうが若干マシといった程度の効果だと思っています。
顔に塗る場合は市販薬を独断で使用するよりも、きちんと病院に受診した方が良いと思います。
しかしながら、この薬も私は処方されませんでした。
ただひたすらに『テーピング療法』を強く推奨され指導を受けましたね。
まとめ
手術をした医療機関が形成外科・美容外科であれば、アフターフォローもしっかりアドバイスしてくれます。
しかし大病院の救急科や整形外科などでは数をこなす医師が多く、きちんとしたアドバイスを貰えないまま治療が終了する事も少なくありません。
そういった場合はセカンドオピニオンで形成外科や美容外科、皮膚科にかかると良いでしょう。
最終的には自身で行う日々のケアがほとんどになりますので、今回紹介した3つの方法を継続して頑張ってみてください。
