私が初めてFXに参戦した数年前、初期投資額にした10万円を半年で全て溶かしきってしまった苦い経験があります。
当時のドル円はEU問題で80円台だったので、まさか現在のMAX125円という為替レートは想像もしませんでしたね!
そこから数年かけて色んなテクニカルチャートを学んだ後に辿り着いた手法が今回紹介する『移動平均線9本表示 200日移動平均線法』です。
目次
移動平均線を9本表示させているMT4のチャート画面
これは月足で表示させている画面なんですが、移動平均線を見ると200日線に返されて上昇しているのが分かると思います。
その後25日線に上値を抑えられてはいますが、この200日線というのはいかなる時も基準ラインとして有効になります。
FXで負けない=勝つには複数の時間足チャートを比較する必要がある
トレードで振り返るとこの時は、青色の移動平均線ラインで戻り売りのオーダーを入れていました。
当時にして115円です。
各移動平均線が上昇トレンドに乗って右肩上がりだったチャートから並行になってきて現在は絡み合っています。
テクニカルチャートは絶対に複数の時間足を全て確認しましょう!一部だけを見て判断するというのはNGです。
ちなみにテクニカルチャートの設定は以下。
- 14日線
- 25日線
- 50日線
- 75日線
- 100日線
- 125日線
- 150日線
- 175日線
- 200日線
私はこの移動平均線とローソク足のみを使う様になってから本当に勝率が上がりました!
違った時間足で比較して見ても本当にエントリーしたいのか?
当時の感想から言うと日足チャートを見ても一気に上昇し過ぎで、調整の利益確定売りがドッと入りそうなチャートでした。
ここで見るべきポイントは短期的に強く上昇した結果200日線からの乖離率が非常に大きくなっている点です。
その際にはローソク足のヒゲ発生に私は着目していますよ。
FXのテクニカルチャートは見る時間足によって判断ポイントが異なる
4時間足に関しては個人的にはエントリーのきっかけになる事はあまりありませんね!
トレンドを見る為に、そしてそのトレンドと逆方向にエントリーしようとしていないか自問自答する為の時間足だと考えています。
ただし、見ていただくと分かる通り、200日線が最強の鉄壁ラインになっていますよね!
初心者にも最適なFXのエントリーのやり方
このチャートで例えると1時間足の14日線と25日線のデッドクロス発生で、短期的な下降トレンドが発生していますね。
目指すポイントは200日線のある抵抗帯、116円後半になっています。
14日線と25日線のゴールデンクロスとデッドクロスが発生した場合には私は以下の点を吟味してからエントリーしています。
- 他の時間足、とりわけ長い時間足のトレンド方向に逆らっていないか
- 長い時間足の200日移動平均線の付近になっていないか
- 他の時間足のゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線では30分足が最もエントリーのキッカケをくれる
見てください!
30分足の200日線にぶつかって抵抗帯から跳ね返ろうとしています。
この場合は利益確定のポイントとしても使えますし、逆にエントリーポイントしても非常に有効になります。
個人的には30分足で美味しい展開を待ってからエントリーするか、30分足の200日線付近に指値を仕込んでおいたりしています。
移動平均線はとにかく比較!比較する事で流れが見えてくる
ここではもう戻り売りは仕掛けられない状態である事が見て分かります。
200日移動平均線を基準にローソク足や他のチャートを見ると非常に使えると思います。
FXで勝ち続ける多くのトレーダーも200日線を参考にしている事は有名で、自動売買にそのアルゴリズムを組み込んでいます。
FXチャート予想には200日移動平均線が有効な押し引き目安
稼ごう稼ごうとガツガツするとどうしても冷静な判断が出来ずに負けてしまうので、自分が耐えられるポジションでのみエントリーすることが重要だと思います。
個人的には…
「損をしないことが第一」これが重要で突き詰めていくと結果的に利益が出る様になります。
200日線は30分足以上では抵抗帯として機能してくれるので、損切りポイントにもエントリーポイントにも出来ます。
そういう意味ではFXのテクニカルチャートでは200日線は非常に重要な目安で絶対に必要なテクニカルではないでしょうか。
FXで勝つには移動平均線を比較しながらひたすら待つ!待つことが重要
トレーダーで有名なえつこさんが「待つFX」を執筆されてますよね。
私も持ってます。
この待つ考え方は兼業トレーダーには非常に重要なポイントで、専業の人の様にトレード一本で飯を食わなければならないわけじゃないので、納得出来るラインまで待つ事が出来るのは強みだと思います。
兼業トレーダーは待っていられる事が最大の強みです!
スキャルピングの場合は手数が勝負になりますから話は別ですが、ポジポジ病のトレーダーは今すぐにでもスタイルを変えた方が良いかもしれません。
個人的には売買手数料が1回ごとにかかるので、スキャルピングはコストがかかりすぎる手法なのでやらない事にしています。
まとめ
FXでは「利益が出る所まで待つ」ナンピン手法を使って耐え続ければ、いつかはほぼ必ず利益が出ます。
多くの人は「ここまでは上がらないだろう下がらないだろう」の見込みが外れてロスカットを食らうわけです。
私もナンピンはあまり好きじゃないトレードで、基本的には「利益が出るまで待つ」のではなく「納得出来るラインまで待つ」手法でトレードしています。
とにかく待つスタイルは非常に損をしにくいスタイルなので、200日移動平均線まで待つこれを是非1つの参考にしてみてはいかがでしょうか。