2016年はアプリゲームが社会現象すら起こすというアプリ新時代の幕開けの年になりました。
最後の最後に日本が誇るスーパーマリオが世界に旅だった件についてまとめてみた。
ダウンロード数と収益で記録を樹立
初動5日のダウンロード数が世界的な大ヒットアプリゲームのクラッシュロワイヤルをあっさり抜きました。
これって凄い事です。
しかし、完全版が1200円(9.99ドル)という事でゲームを優位に進めるアイテムなどをアプリ内課金させる仕組みではなく、無料でプレイしたまま楽しみ逃げしてしまうユーザーも少なくないのではないでしょうか。
ちなみに私もスーパーマリオランに課金するつもりはありません。
Super Mario Runが抱える課題
Super Mario Runへのレビュー(135,000件を超えるレビューに基づく)はわずか2.1でした。
米国のレビューを深く考察すると、多くの批判的なレビュー(星1つや2つ)では「3ステージ」という言葉が頻繁に使用されていることが分かります。
つまりこれは、無料ステージを終了した多くのレビュアーは、十分な価値を見出せなかったということです。
レビューしたユーザーからは「3ステージ」というワードで溢れているそうですが、確かに無料版だけでは少し物足りない気もしました。
Pokémon GOが途中で飽きられてしまったのはその後のアップデート内容がプレイヤーのニーズとマッチしていなかった事で今や有名ですが、任天堂は早速『フレンドラン』というゲームモード追加をぶっこんできました。
間違いなくユーザーが逃げていくのを防ぐためのカンフル剤としてでしょう。
課金者が少ないという訳ではない『公開3日で1400万ドルの収益』
この記事の執筆段階で日本国内でのアプリ売り上げランキングでは18位の座についています。一方アメリカでは↓
5位です。18位と5位、随分差があるもんですね。
実際にスーパーマリオランが初動3日で得た収益は1400万ドルという事で一般的に見れば大成功だとは思います。
課金してでもプレイしてみたい日本人以外のファン
↑東京五輪に向けたスピーチでマリオに仮装した安倍首相
スーパーマリオは日本が生んだ名作ゲームです。任天堂があるのもマリオのおかげと言っても過言では無いはず、その位影響力の大きいゲームです。
任天堂は新しいゲーム機を開発するたびにそのソフト1作目として必ず『マリオ』を投入してきました。そうです、日本人はスーパーマリオランに課金しなくても普段からマリオでゲームをプレイしてきたんです。
しかし、欧米では基本的に外国産のスーパーマリオが優遇されることも特にありませんでした。
今回のスーパーマリオランは国産のマリオをどの様に世界発信できるかが重要なポイントになります。
外国人にとっては物珍しい印象すら受けであろうマリオがロングセラーになるかどうかは今後のアップデートを既にマリオに慣れ親しんだ日本人向けにするのか外国人向けにするのかが分岐点になりそうです。