LINEがついに行政サービスの媒体ツールとして採用され、FacebookやTwitterに次いで社会のインフラの一部になります!
LINEがどのように公的機関で運用されていくのか、そして私たちはそれをどのように利用していくのか、実例と共に考察しました。
目次
LINE×行政サービスを可能にした『DialogOne』とは?
パッと見だけだと仕組みが中々理解しにくいですが、
まずこの図を見て「CMSって何?」「APIって何?」
って思った方へ簡単な補足。
《CMS》
CMSとはコンテンツ・マネジメント・システムの略で、Webサイトを管理・更新できるシステムの総称。
専門知識が必要な部分は全てシステム側に制御させ、テキストや画像などの情報のみを入れていくことで、簡単にWebサイトを更新することができる。
《API》
APIとはアプリケーションプログラムインターフェイスの略で、プログラミングの際に使用できる命令、関数の集合の事。
この2つを土台にLINEを使った一人一人に対する最適なメッセージ配信、インフォメーションが可能になるというのが『DialogOne』の仕組みになります。
住民&行政が得るメリット
- Eメール開封率の低下に対する新しい措置
- ユーザー情報に基づいたインフォメーション内容の最適化
- 若年層の行政サービスに対する知識向上
- 住民と行政のコミュニケーションにおける新しいプラットホーム
この他にもメリットを挙げたら数え切れないほどですが、このシステムが日本初、東京都渋谷区で導入されました!
渋谷ではこれまでにも「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」に基づいて様々な企業との提携を試みています。
シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定
企業の優れた技術やノウハウを活用し、協働して地域社会の課題解決を図るプロジェクト
シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協会と締結している組織
- ビームス
- 京王電鉄
- キューピー
- サッポロホールディングス
- LINE
- 伊藤園
- セコム
この締結組織の一つにLINEが入っているというのが現在の状況です。
実際に導入されているLINEの画面
アンケート入力という形で個人情報をピックアップしています。
AI的な返答でユーザーの質問に対して必要な情報を自動コメントしてくれる。
LINEのAI女子高生’りんな’みたいですね。
※淋しいオッサンは是非りんなとLINEトークしてみて!
話がそれましたが次。
1人1人に告知する事でインフォメーションに対する住民の認知率が向上しそうです。
どうでしょう!?
こんな感じでLINEで色々情報収集できたら、かなり便利ですよね!
渋谷区公式LINEアカウント
公式ID:@shibuyacity
アカウント名:渋谷区
発信する情報:子どもの予防接種、健診等に関する情報、保育サービスに関する情報
発信する情報は現状は子育て支援サービスですが、徐々に内容の幅を広げていくそうです。
渋谷区に住む人は友達追加しておいて損はナシ!!!
まとめ
選挙投票などもこういった仕組みを応用して投票が可能になると良い、と感じました。
投票率も上がるはず。きっと10年20年先にはソリューションを介した投票システムも構築されるでしょうね。
一部の役人が街を運営する時代はもう終了し、参加型の街づくりになっていきそうです。
ということで、役人さん!
こういう新しい支援サービス、渋谷に習って是非導入してください!!!