エセSEOでSEO対策しているつもりになっていた方へ
「noindex」
「follow」
この2つのキーワードでこのページに辿り着いた方にとっては余計な補足かもしれませんが、一応解説しておきましょう!
noindex=Googleの検索結果に表示させない
follow=そのページから他ページへのリンクジュースを引き継ぐ
これらを組み合わせてよく行われていたSEO対策としては、アクセス数の少ない低品質なページに「noindex,follow」を付けて、Googleからの低品質評価を回避しつつも内部リンクの受け流しをするというテクニックです。
この施策が「意味が無い」という衝撃の発言がGoogle公式からあったという訳です。

目次
Googleのジョン・ミューラー氏「それ意味無いよ?」
noindex
とfollow
が設定されていると、初期の段階では、そのページをインデックスに保存しつつも検索結果には表示せず、リンクもたどる。しかし私たちが考えていたよりも長い期間
noindex
が設定されている状態が続くと、 もうこのページは検索に使ってほしくないんだなと判断しインデックスから完全に削除する。
そして、そのページにあるリンクをたどらなくなる。したがって、“
noindex
,follow
” は本質的には “noindex
,nofollow
” と同じだ。
長期的には違いはなくなる。
これ…マジか……
というか!やっぱりそれで良かったんだ、と個人的に思いました。
Google検索で上位表示される為に必要な事
261項目もあるのでこの記事で解説するのは割愛。上記URLでweb屋さんの見解が掲載されていますが、「こんなん1つ1つ意識出来ないわ!」って感じの内容になっています。
一言で例えれば、結局は検索ユーザーにとって充実したサイトになっているのかどうか?この点に尽きる訳です。
何故ジョン・ミューラー氏の発言に衝撃を受けたかというと、この261項目あるSEOの中でもとりわけ重要な「内部リンク」と「低品質コンテンツ」に関わるSEOテクニックだと誤解されていたからです。
- 内部リンクが集中しているページは上位表示し易い
- 低品質記事は無い方が良い
この2つを解決する手立てが低品質なページに「noindex,follow」を付けて、Googleからの検索結果から除外しつつも内部リンクの受け流し(リンクジュース)を果たして、クソ記事を無駄にしないというテクニックでした。
「noindex,follow」はGoogleの検索アルゴリズムを制する為の秘策神話として、ブロガーやアフィリエイターに支持されていた訳であります。
つまり、低品質コンテンツは百害あって一利なしという事がGoogleの中の人から正式に表明された事になりますよね。
私はこのテクニックは使っていなかった
個人的には低品質コンテンツにはリライトを施して、上位表示されるまでそれを繰り返していきたいという考え方なので、ノーインデックスについては個別記事につけていませんでした。
むしろノーインデックスを付けた記事からリンクジュースがなされるとは元々思っていませんでした。
過去にこんな記事を書いた事があります。
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WordPressのカテゴリーページはnoindexかindexか?重複コンテンツと内部リンクがキーワードだった!
アクセスを集めるサイトに育つかどうかはカテゴリーページの作り方が分岐点になる事をご存知でしたでしょうか? 私自身も長い間悩み続けてきたカテゴリーの扱いですが、1つの結論が出たので自分自身の記録として今 ...
この記事の中で、カテゴリーノーインデックスはリンクジュースの受け渡しに寄与しないので、カテゴリーノーインデックスのサイトは内部リンクがトップページにのみ集約した「スパイダーリンク」になると解説しました。
noindex,follow或いはnoindex,nofollowを付ければ、Googleからそのページへの低品質コンテンツという評価は回避出来ます。しかし、Googleから低評価を受けているページを検索ユーザーに晒すという事は・・・
役に立たないページの多い辞典みたいなもんです。そんな辞典、誰がアテにして読んでくれますでしょうか?つまり、低品質コンテンツは削除した方が良いという事ですよね。

最も良い方法
関連する他のページへの追記として低品質コンテンツをリサイクルする。
noindex,followはnoindex,nofollowと同じ
noindexのページにGoogle botは巡回しないので、結局そのページから他ページへ移遷するモノは何一つ無いという事ですよね。
低品質コンテンツを意図的に量産する人なんてどこにも居ないと思いますけど、結果として出来てしまった時の回避策として盲信されていた従来の手法は砕け散った訳であります。
今、webマーケティングは戦国時代です。
そんな中で少しでも第三者との優位性を得ようとSEOが行われていますが、結局、最後に勝つのはこんなwebサイトですね。
- 検索ユーザーによくクリックされる
- 検索ユーザーが文章をよく読んでくれる
- 検索ユーザーによくシェアされる
- 検索ユーザーが他の関連記事を合わせて読んでくれる
検索ユーザーは・・・神ィィ!!!
まとめ
noindex,followは低品質コンテンツ対策にならないので、他記事へのリライト材料としてリサイクルするのが現状で最善です。
誰だって意図して低品質コンテンツを生み出している訳ではありませんが、結局は前項でも述べた「検索ユーザー」にどう支持されるか?という1点ですよね。
